【ママ薬剤師M子作成】チラーヂンSの飲み忘れと妊娠中の注意点

no25-3_Thyradin-S_m-ko‗M子のチラーヂンSの妊娠時の注意 体験談
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 こんにちは、ママ薬剤師M子です。チラーヂンSを服用されている方から、「飲み忘れてしまった時はどうしたらいいの?」「妊娠中も続けて飲んでも大丈夫?」といった相談をよく受けます。今回は、これらの不安について詳しく解説していきます。

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チラーヂンSを飲み忘れたときの対処法

チラーヂンSには大きな特徴があります。それは、体の中に長くとどまる性質があるということです。具体的なポイントは、

  • 通常は1週間程度体内に留まる
  • 甲状腺機能が低下している場合は少し期間が長くなり9-10日程度留まる
  • 数日飲み忘れたとしても、体調が大きく変化することは少ない
M子先生
M子先生

飲み忘れたことに気づいたらその時点で1回分を服用しますが、1日飲み忘れてしまったら、次の日新たな気分で1回分飲むようにしましょう。チラーヂンSに関しては、1日飲み忘れても体からすっかりなくなることはありませんが、飲み忘れが続くと治療に影響が出てしまうため注意しましょう。さらに、どのお薬でも共通ですが過剰に摂ると危険ですので、2回分を一緒にはのまないようにしましょう。 

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チラーヂンSの投与量を変更したときに気をつけることは? 

チラーヂンSを定期的に服用されている方は、採血の結果でチラーヂンを増量したり減量したりするときもあると思います。

チラーヂンSをしたときに、実際に検査値(TSH)に反映してくるのには4-6週間かかると言われています。そのためか、増量したり減量したりしても、次回の受診が1ヶ月後や2ヶ月後になることは珍しくないです。

ママM子
ママM子

子供の反応を見るだけではお薬が効いているのかわからないため、M子の娘も服用し始めは、早く受診して娘の検査値を確認できればと焦るときもありました。

ただし、自覚症状として、甲状腺ホルモンが低くなると出やすい症状としては、第1回にもまとめましたが、代謝が全体的に落ちるので、元気がない、便秘になりやすい、むくみやすいなどがあります。逆に、甲状腺ホルモンが過剰になったときには動機、汗が多い、眠れない、下痢、手の震えなどの症状が起こりやすいです。 

気になる症状があるときには、次回受診日を待たずに医師に相談されることをお勧めします。 

チラーヂンSの妊娠中と授乳中の注意点 

最後に、チラーヂンSの妊娠中と授乳中の注意点について書いていきたいと思います。チラーヂンSを服用中で妊娠・授乳される方やその予定がある方などは特に気になるかなと思い書いてみました。

チラーヂンSの妊娠・授乳中に関する添付文書は?

添付文書上は以下の記載があります。

  • 妊婦→治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 
  • 授乳婦→治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること  

難しく書いてあり、止めるべきではないかと読めることもありますが、 

結論として、チラーヂンSを妊娠中または授乳中に服用するのはほぼ問題なく、むしろ、必要ならば積極的に服用しなくてはならないとも言われています。 

複数の参考文献1,2,3 ,4 をもとにまとめると、以下のようになりました。

チラーヂンSの妊娠中服用について

  • 妊娠すると甲状腺ホルモンの必要量は約1.5倍に増えるため、甲状腺ホルモンが十分に補充されることで、初期流産、妊娠高血圧症候群の合併などを防ぐことができる。 
  • 妊娠を維持させるためにも適正量の甲状腺ホルモン剤の投与による補充療法が大切である。 
  • ほとんど胎盤を通過しないため、胎児への悪影響はない。 
  • 甲状腺ホルモン(T4)の低値は児の脳神経発達障害の原因になる。 

チラーヂンSの授乳中服用について

  • 母乳の不足を補充する量で過剰な分泌が起こらず、母乳育児との両立は問題ない。 

チラーヂンSの妊娠・授乳中の服用まとめ

母体、お腹の中の赤ちゃん、生まれてきた赤ちゃんのために必要と判断された場合には、過剰な心配はせず、むしろ健全な発育発達のために(もちろん必要性と安全性を考慮した医師の指示のもとですが)安心してチラーヂンSを服用してくださいね。

M子の意見
M子の意見

妊娠・授乳の機会が発生した場合には、チラーヂンSに限らずですが、医師・薬剤師に服用しているお薬を必ずお伝え(お薬手帳含む)してくださいね。わからないこと、心配なことはぜひ早めに相談してください! 

チラーヂンSの服用忘れ、妊娠・授乳に関するまとめ !

チラーヂンについて、覚えておいていただきたいポイントです: 

  • 飲み忘れても慌てず、思い出したときに1回分を服用する。2回分は決して飲まない。
  • 妊娠中・授乳中も医師の判断のもとで継続も必要
  • 定期的な検査とチラーヂンSの増量・減量があった場合の体調変化がないかを確認
  • 不安な点は早めに医師・薬剤師に相談

甲状腺疾患は専門性が高い疾患です。この記事が皆様の不安解消の一助となれば幸いです。分からないことがあれば、ためらわず医師や薬剤師にご相談ください。

誰かの役に立ちますように ママ薬剤師M子

【参考文献等】
  1. 日本甲状腺学会バセドウ病治療ガイドライン2019[]
  2. じほう 実践 妊娠と薬 第2版[]
  3. 大分県薬剤師会 母乳うくすりハンドブック[]
  4. 基礎からわかる妊婦・授乳婦のくすりと服薬指導[]

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