お薬の情報を知るときに、専門用語ばかりで分かりにくい!というお声を聴くこともあります。薬剤師が気を付けて話せばいいのですが、その言葉でしか習わないこともあるため、逆にその言葉を使うことがその職場で常識になっていたりします。
もちろんわからない時は、その場で薬剤師の方に「その言葉はよくわかりません」と聞いてみてください。適切な言い直しをしてもらえるはずです・・・
ちなみに、我が家の夫もかなり難しい言葉を投げられかけて、「もっとわかりやすい言葉でお願いします」といったことがあるそうです。理解しないでお薬を使われる方がリスクなので、積極的に薬剤師の声に耳を傾けてみてください!
ちなみに、このページは随時更新ですので、次第に更新していきます。
用語集(英語の場合も日本語読みで「あいうえお」順にしています)
あ行
一般名処方(いっぱんめいしょほう)
医薬品の名前を有効成分名(お薬の効く部分)で記載して、処方すること。
インタビューフォーム/IF(いんたびゅーふぉーむ)
添付文書等の情報を補完し、医師・薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業に作成、及び提供を依頼している学術資料(日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 医薬品インタビューフォーム作成の手引き(改訂版)より抜粋)
オーサライズド・ジェネリック/AG(おーさらいずど・じぇんりっく)
「もともと開発したメーカから許可を受けたジェネリック医薬品」のことで、新薬(先発医薬品)メーカーから認証を得て製造した、原薬、添加物および製法等が新薬と同一のジェネリック医薬品や、特許使用の許可をもらった上で販売できるジェネリック医薬品のこと。
か行
コンプライアンス(こんぷらいあんす)
お薬を処方されたとおりの、用法・用量で適切に服用すること。(例えば、1日1回2錠の処方で、処方されたとおりに飲めればコンプライアンスOK。守れていないとNG)
会社などでいう、コンプライアンス(法令等遵守)とは異なる意味なので注意。
さ行
ジェネリック医薬品(じぇねりっくいやくひん)
「新薬(先発医薬品)」の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分・品質・効き目・安全性が同等であると国から認められたお薬です。新薬に比べ開発費が抑えられるために、新薬より低価格なお薬です。ジェネリック医薬品は新薬より安くなりますが、その価格は新薬の4割~5割程度だそうです。(参考:実際どれくらい安くなるの?-日医工)
シロップ剤(しろっぷざい)
液状のもので砂糖などで甘い味付けがしてあるもの。
セタノール(せんたのーる):添加物
鯨(げい)ロウ、パーム・ヤシ油などから作られる。クリー乳液類に配合すると皮膚をなめらかにし、べとつかずに保湿を保ち、ツヤを与える。単一の成分ではなく、ステアリルアルコールなども含まれ、ほぼすべてのクリームに使用されている。
た行
単シロップ(たんしろっぷ)
白糖(おさとう)のみのシロップ。砂糖シロップで甘みを付けるだけ。
注意事項等情報(ちゅういじこうとうじょうほう)
添付文書を参照
添付文書(てんぷぶんしょ)
効能・効果、用法・用量、使用上の注意など薬機法に定められている医薬品を正しく使用する上で大切な情報を記載した文書のこと。なお、令和3年8月から原則としてWEBやアプリによる表示に変更となって、文章は無くなり「注意事項等情報」という名称に変更になっています。(出典:薬機法の改正に伴う「添付文書」等の名称変更による読み替えについて(令和3年8月2日掲載) | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)
ドライシロップ/DS(どらいしろっぷ)
顆粒(粒)か粉末のお薬で、甘い味付けがしてあるもの。
な行
日本薬局方(にほんやっきょくほう)
日本薬局方は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書のこと。
は行
パラベン
パラヒドロキシ安息香酸エステル(別名:パラオキシ安息香酸エステル)の一般名称。一般的に使用されるものとして、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンがありパラベン類と呼ばれる。パラベン類は、刺激・毒性が少なく、微生物、 特にカビや酵母に対して効果的であり、良く使用され ています。 パラベンとは『パラヒドロキシ安息香酸エステル(別名:パラオキシ安息香酸 エステル)』の一般名称です。 いくつかの種類のあるパラベンの中でも、一般的にはメチルパラベン、エチル パラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンが主に使用されています。
ま行
ミツロウ(みつろう):添加物
ミツバチの巣を構成する蝋(ロウ)。働きバチの腹部の腺から分泌されたもの(主成分:パルミチン酸ミリシル)を熱や圧などを用いて採取したもの。ツヤだしとして医薬品や化粧品などに利用されている。
や行
薬袋(やくたい)
お薬をいれる袋のこと。
ら行
ラノリン(らのりん):添加物
羊毛に付着している皮脂分泌物から得られる物質。水分を抱え込む能力が高く、優れた保湿成分。
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