こんにちは、薬剤師M子です。 M子が緑内障になり、緑内障治療でエイベリス投与が始まった経過を以前書いていましたが、今回はその後(使用2ヶ月目)の記事を書いていきたいと思います。
エイベリスの投与を始めた結果を4月に投稿してから早4ヶ月になりましたが、他の記事製作で後々になってしまいました。
今までの振り返り
- 発覚前職場の健康診断を予約
職場の健康診断を受診。40歳という節目だっため、眼底検査も含めたフル検診を受診。結構ボリューム多いため、正直面倒だなと思う・・・
- 検査中医師の診察で
「ん?」と言われ、不安を感じる。そして、緑内障の可能性ありと検査結果受領
- 再検査再検査で確定
改めてかかりつけの眼科で検査したところ、「緑内障」の診断がつく
きっと誰もが思う、「自分が緑内障になるなんて夢にも思っていなかった」状態でした。節目検診というのはとても大切だと思います。
今までのM子の緑内障治療について
まず始めに、エイベリス点眼液0.002%(一般名:オミデネパグ イソプロピル。以下、エイベリス)を試してみることに。
エイベリスは、怖い副作用(黄斑浮腫など)もあるが、効果が高く出やすいこと、色素沈着などの視覚的な副作用が出にくいことに安堵し開始するも、開始直後より、眼の充血、まぶしさ、眼の重だるさのため生活しにくいの連続でした。(エイベリスのメリット・デメリットについてまとめていますので、こちらの記事をご確認ください)1
- M子の場合ですが、開始数日後に自己中断するも、徐々に副作用に慣れてくることが多いということで、長く続く治療の選択肢をなるべく狭めたくないとのことから、もう一度続けることに。
- 1ヶ月後、点眼する時間帯を朝から寝る前に変更することで、眼の違和感は大分気にならなく(続いているが)なった。1ヶ月後、眼圧は期待していたほどではないが若干下がっており、副作用も開始時ほどではなくなったことから、エイベリスを続けてみることになった。
緑内障治療の2ヶ月目はどうなった?
さて、ここからが今回の本編です。エイベリスを点眼して2ヶ月後の診察結果と今後の方針についてお話していきたいと思います。
そして、なんと新しい目薬を試すことになりました。
検査結果は?
眼圧結果
診察の結果、眼圧は
右眼:初回19⇒前回17mmHg→今回:15mmHG(前回比▲2mmHg)
左眼:初回17⇒前回16mmHg→今回:14mmHG(前回比▲2mmHg) でした。
エイベリスでの症状 (副作用)
使用し始めてから1ヶ月目以降に、眼の痛みが2~3回ありました。
そして、点眼後のなんとなくぼーっとした見えにくさは続いている状態がありました。
2ヶ月目を迎えて緑内障治療の方針
- 眼圧、下がってきていますね!目標は30%ほどさげたいので、今回の数値が持続できれば良さそうです。あと少し下げられるとなお良いですね。
- 眼圧が上がって眼の痛みが出てくるのは、眼圧が25mmHgより上がったぐらいなので、今回出た痛みは心配しなくても良さそうですが、確かに目は充血しています(結膜炎とかではない)。
- エイベリスによる見えにくさの副作用は治まってくる場合も多いですが、現在見えにくさを感じている方が、他の患者さんにもいらっしゃいますし、お薬の影響が高そうです。
- 充血も続いていますし、ほぼ一生続けていく眼の治療なのに、眼の違和感が続く辛い日々を続けてもらうのはなんとも心苦しいので、一度、他のお薬も試してみましょう!
根気よく続けた結果、眼圧が、少しずつではあるものの下がっていることが確認できました!
右眼の眼圧がもともと高く、前回医師からは明確な目標がなく、自己目標を13-14mmHgとしていたので、「あと少しで目標値だ」ととても嬉しかったです。
M子が目標としていた30%という数値を先生が言葉にされたことも、M子の考えが、あながち間違っていなかったということがわかり、嬉しく感じていました。(薬剤師的な自己満足です)
眼科医の説明後のM子の感想
エイベリスによる眼の充血、物の見えにくさは、軽くなったと自己暗示していたのですが、正直、ない方が断然楽です。
このまま効果のみを追いかけて、「エイベリスを続けたいです。」とは、2ヶ月間点眼を続けた結果、言いたくなかったのが本音です。副作用の苦痛なしに効果が出た方がありがたいです。
そして今回、エイベリス点眼液から変更し、「ミケランLA点眼液0.2%」を始めることになりました。
新しいお薬の情報については、次回お伝えできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ママ薬剤師M子
【参考文献等】
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